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【アフターレポート】相互吹上市場「相互吹上市場開設50周年記念市」
2025年10月15日
10月7日、「相互吹上市場開設50周年記念市」を開催しました。
多くの買方・取引先の皆さまにご来場いただき、盛況のうちに節目の一日を迎えることができました。
半世紀にわたり市場を支えてくださった皆さまに、あらためて心より感謝申し上げます。
1975年にスタートした吹上市場は、木材業界の変化の波の中で、常に多くの方々に支えられながら歩みを重ねてきました。
今回の記念市は、これまでの長い歴史に感謝を込めるとともに、「Re;Born〜新たな風を吹上から〜」をテーマに、新しい一歩を踏み出す一日となりました。
正午からの開設50周年記念式典では、はじめに弊社代表・西村よりご挨拶をさせていただきました。
「市場開設からおかげさまで約半世紀、本日、今日という晴れの日を迎えられましたのも、買方の皆さん、問屋の皆さん、仕入先の皆さん、社員の皆さん、関係者の皆さん、皆々様方のご厚情と不断の努力の賜物である、と心より感謝申し上げます。
本年1月より、吹上市場は時代の流れに対応すべく単式市場へと生まれ変わりました。
新たな風を吹上から、活気ある業界になるよう鋭意努力してゆきたいと思います。
この激動の時代に生き残りをかけて、最前線で私達は皆様と共に頑張ってゆきたいと思っています」
というメッセージをお伝えしました。
続いて、相互吹上市場 栄和会 星野理事長からご挨拶をいただきました。
「今回の節目にあたり、私は昭和50年、つまり吹上市場が開設された年がどんな時代だったのか、少し調べてまいりました。
残念ながら私はその当時まだ生まれておらず、当時の社会状況を直接は存じ上げませんが、資料を見てみると、50年前の日本も経済的に厳しい時代であったようです。
そんな中でこの市場が開設されたということに、改めて深い敬意を覚えました。
そして、昭和・平成・令和と時代をまたぎながら、この吹上市場を運営されてきたことに、心から尊敬と感謝の念を抱いております。
市場の基本理念には「奉仕の精神」と掲げられています。
“利他の心をもって他の人を幸せにすれば、自らも幸せになる” という言葉は、まさに今の時代にこそふさわしい理念だと感じます。
また、今回の「リボーン(Reborn)」というテーマ、新たな風を吹上から起こすという姿勢も、常に変化を恐れず挑戦してこられた成果の表れだと思います」
というメッセージをいただきました。
星野理事長からのご挨拶の後、これまで市場を支えてくださった歴代理事長代表、歴代市場長代表、歴代問屋組合長代表、記念市来場皆勤者代表の皆さまへ、感謝状と記念品を贈呈しました。壇上で一人ひとりに手渡されるたびに大きな拍手が送られ、長年のご尽力への感謝が会場全体に温かく広がっていきました。
閉式の辞として、副社長・平田よりご挨拶をさせていただき、式典を締めくくりました。
「木材業界、荷主様、製材所様、問屋様、買方の皆様、そして多くの関係者・役職員の皆さまに支えられての50年でした。
創業当時からの諸先輩方にお話を伺うと、開設以来、本当にさまざまなドラマがあったと聞いております。
本当に、皆さまの応援と励ましがあってこその50年だと、改めて実感しております。
これからの50年も、皆さまのお力をお借りしながら、互いに切磋琢磨し、より良いサービスを提供できるよう努めてまいります」
というメッセージをお伝えしました。
続いて相互吹上市場 栄和会 田辺相談役の乾杯の挨拶をいただきました。
「半世紀にわたりこの市場が継続・発展してこられたのは、ひとえにお客様からのご愛顧と、長年にわたる信頼の積み重ねの証であると感じております。
今後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、木材業界のパイオニアとしてさらなるご発展を遂げられることを心よりご期待申し上げます」
というメッセージをいただきました。
そして昼食会がスタート。長年お付き合いのある取引先の方々との歓談があちこちで広がり、穏やかで温かいひとときとなりました。
昼食後はいよいよ競りスタート。林場は買方で埋め尽くされ、威勢のいい声が飛び交い、記念市らしい熱気に包まれました。
今回は初めて入札コーナーを設け、新しい試みも好評を博しました。
さらに、お買上げに応じて参加できるビンゴゲームでは、新米すくいなどの企画で大いに盛り上がりました。
会場内には無料のコーヒー&ドリンクカーも登場し、ちょっとした休憩スペースとして賑わっていました。
会場全体が一体となり、あちこちから笑いがこぼれ、50周年の記念市らしい和やかな空気の中で一日が終わりました。
この50年という節目を、多くの皆さまとともに迎えられたことに、心から感謝申し上げます。
これからも吹上市場は、変化に対応しながら新たな時代へと歩みを進めてまいります。今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。